第2回アンサンブル・コンサートが無事に終了しました。独奏とは違った音楽作りの体験を通して、楽しく、音楽の総合的な力を獲得しようという目的ではじめた企画です。去年に比べると、曲がずいぶん難しくなったのに加えて、ほとんどのアンサンブルが1パートあたり1人ずつという振り分けだったので、責任の重さという意味でも各自大変だったと思います。また、メロディカ・クラブで練習しているオトナの方にも参加していただき、バラエティに富んだプログラムになりました。まだまだ改善しなければいけない点も沢山ありますが、来年もまた頑張って行きたいと思っています。
今回参加した楽器はピアノ、鍵盤ハーモニカ、フルート、チェロ、バイオリン、ギター、ヴォーカル+パーカッションでした。バッハのメヌエット(チェロ+ピアノ)一曲を除き、他24曲はすべて今回の企画のための新編曲を用意させていただきました。編曲については、ひとりひとりの生徒の力量を考慮して、バランスを取りながら、少し難しめになるように設定して作っています。一つのパートが主役を独占したり、別のパートが同じパターンをただ繰り返すのではなく、主役や脇役が入れ替わったり、追いかけっこをしたりと、各パートの関係(テクスチュア)を変化させ、全員が楽しく演奏できる/聞いていて飽きないようなものを心がけました。また、「ジュピター」や「ふるさと」等、各パートの役割が等しく重要であるような(ポリフォニックな)が前回に比べ増えたように思います。このような曲では、ひとりでは大体弾けていても、合わせてみると他パートにつられてしまったり、リズムの甘さが目立ったりしてしまい、演奏はなかなか難しかったようです。色々なタイプの音楽の演奏を通して、それがどうやって作られているのか、各パート同士がどう関わっているのか等の疑問や意識が育ってくれて、アンサンブルだけでなく、ソロの演奏の際にもそれがフィードバックされるとよいですね。
- We Wish You a Merry Christmas – English Carol
- Smile – Charlie Chaplin
- Swanee River – Stephen Foster
- William Tell – Gioachino Rossini
- Takibi – Shigeru Watanabe
- Omocha no Cha Cha Cha – Nobuyoshi Koshibe
- Air on G String – J.S. Bach
- We Are! – Kohei Tanaka
- Lupin, the Pot-Bellied Pig – Keith Amos
- The Rakes O’ Mallow – Irish Traditional Song
- Minuet – J.S. Bach
- Yama no Ongakuka (The Music Man) – German Song adopted in Japan
- Walking in the Air – Howard Blake
- Ultra Seven – Toru Fuyuki
- Silent Night – Franz Xaver Gruber
- Furusato (Old Home) – Japanese Song
- Rondeau – H.Purcell
- Music Room after School – Gontiti
- Last Christmas – Wham
- Carrying you – Joe Hisaishi
- He is a Pirate – Klaus Badelt
- Greensleeves – English Traditional
- Hymn From Jupiter – Gustav Holst
- Santa Baby – Joan Javits, Philip & Tony Springer
- God Rest You Merry, Gentleman – Traditional
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