初見の心得(コツ)

イギリスのグレード試験ABRSMやTrinityには初見(Sight Reading)の課題が含まれています。実は点数的に結構大きな割合を占めていますが、曲演奏に比べるとずいぶん軽視されがちで、苦手な受験者もすくないようです。レッスン内でよくしているアドバイスの中から、いくつかを挙げてみました。

・ぜったいにとまらない

弾き直しはぜったいにやめましょう。間違えてひいた音はすぐにあきらめてください。

・テンポをキープする

おんがくはピッチだけではなく、リズムなども同じくとても大切です。最初に決めたテンポは何があっても最後までキープしましょう。テンポがみだれるとリズムはわからなくなります。

・先を読む

いま弾いている音符ではなく、つぎに弾く音符を見てください。

・手は出来るだけ見ない

手を見ていると、次の音符を見失ってしまいます。手をみるのは最小限にとどめましょう。

・むずかしい部分をみつける

曲の準備に与えられたじかんは、ほんのわずかしかありません。むやみやたらに最初から弾かず、まず全体を見て、もしも難しそうな部分があれば、そこを中心に練習しましょう。

トレーニング方法は別の機会に紹介します。

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